「12人の怒れる男」とメガネ美人

シドニー・ルメット監督の「12人の怒れる男」を観た。
私がこの監督の作品で最初に観たのは「オリエント急行殺人事件」だった。ネットで調べてみたら、「オリエント〜」は1980年の11月に日曜洋画劇場でテレビ初放映されたらしいが、まだDVDも無かった当時、父がそれを録画して、毎晩毎晩観ていた時期があった。その頃の思い出もあって「オリエント〜」は大好きな映画なのだが、後に「12人の怒れる男」や「ネットワーク」、「狼たちの午後」などを観て、シドニー・ルメット監督が社会派監督と呼ばれている事を聞き、「オリエント〜」は異例の作品だったのだと知った。

「12人の怒れる男」は、緊張感に満ち、感動的な映画だったが、そういうところは置いておいて、ぜんぜん違う観点から気になる所があった。
とつぜん自分の話になるが、去年の春頃に急にコンタクトが合わなくなってしまい、眼科に行ったところ、年齢的な事もあって目に負担がかかるから、もうコンタクトは止めてメガネにする事をお勧めします、と言われた。
高校2年生の時からずっとコンタクトで、近所に買い物に行くにもメガネ姿では出たくない、と思うくらいメガネがいやだった私は、かなりショックだった。
しかし仕方がない。メガネ生活になるなら、メガネの良いところを探してみよう、と思った。「メガネをかけてこそ」のメガネ美人を見つけるとか。

そんな時に「12人の怒れる男」を観たのだが、物語の中で、証言台に立った女性の鼻の付け根にメガネの跡が付いていたことから、普段はメガネを掛けている視力の悪い女性だから、彼女の目撃証言はあてにならないのでは?となる場面があった。それに気付いた陪審員が「彼女は人前に立つためにわざわざメガネを外した。女性は誰でもメガネを掛けるのを嫌がるものです。」と言う。それを聞いて「あー、やっぱりか・・」と妙にガッカリした。メガネがマイナスな物であたりまえ、というのは、もう昔から、絶対的にそうなのだな、と妙に思い知った。まぁ思い知ってもしょうがないし、勿論メガネが好きな人もいるし、他から見ればどうでもいい事なんだろうが・・
そういう訳で、実際には映画に登場しないその証言台の女性に、とても親近感を覚えた。でも私はいいかげんな証言はしないけれど。


c0385430_22060474.jpeg
2学期の小学生

by nu913 | 2018-12-15 21:32 | 映画 | Comments(0)