2017年 11月 24日
重高い物
息子にとっては楽しいらしく、ここに行くのを楽しみにしている。
「不思議の国のアリス風」の部屋には、フリフリしたカフェカーテン、天蓋付きのベッド、白で統一された家具、凝ったオルゴールなどの小物、なんかがあり、どれもこれも値段はそんなに安くはない。
「大草原の小さな家風」には、コルクの蓋のついた大きな瓶とか、わざと錆びたように加工したホーローのミルク壺?とか、実用的とは言えないオブジェ的な物がいろいろあり、やはりどれも結構なお値段だ。
あと、何風かわからないのだが、小さな引き出しがたくさん付いた、やけにどっしりとした木製の箪笥(フランス製)の上に、シェードがステンドグラスで出来ているランプが数種類陳列してあるコーナーもあり、ランプはずっしりと重く、値段も高い。
しかしもちろん、誰々作の職人の技的な高級品ではない。IKEAなどで、洗練されて実用的な商品を手に取り「これがこんなに安いの⁉︎ あ、でもここプラスチックなんだ」という「軽安い」感覚に慣れている今日この頃では、非実用的でずっしりと重く、値段も安くないそれらの物に違和感を感じるのだ。
だが、一体誰がこんな物を買うのだろう?と思いながらも、それらの物にいつまでも頑張ってほしい、ずっと売り場にあってほしい、と応援するような気持ちがあった。一種の懐かしさと言うのだろうか。
しかし、先日息子と一緒にJマートを訪れたら、なんとモデルルームコーナーはすっかり姿を消していて、そこには無機質な商品棚が並び、実用的な商品がぎっしり陳列されていた。息子はかなりがっかりしたと思う。私も、いつも息子がそこへ行くとなかなか帰らなくなるし、いつ商品を壊すんじゃないかとヒヤヒヤして見守らなくてはならないので多少面倒だったのだが、無くなってみると非常にさびしい。
今日の(ちょっと前の)小学生 '17・11/2
by nu913
| 2017-11-24 08:27
| 考える事など
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